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2015-2016 MODEL

T.T160

FLAT CAMBER

GENTEMSTICKのフラッグシップモデルが世代交代を成し遂げた。1989年、ジブトリック全盛を迎えようとしている時代にデザインされたのがTT modelだ。 92年にテール部分のサイドカーブを直線的に、またテールロッカーをフラット気味に変更。1998年に軽量かつ反発力の高い組み合わせの芯材でリバイバル。ノーズロッカーとフラットキャンバーをつなぐラインの精度を上げてより抵抗を少なくする改良と、テールロッカーを更にフラットにし、ハイスピードライディングにも耐えられる改良を実施。その後グラスファイバーの変更とバースウッド材への変更を経て現在に至る。現在主流のボードと比べ、ウエスト247mmの細めのTT165classicがフルモデルチェンジとなり、ライディングフィーリングはそのままに、新型TT160が10-11モデルで登場。ライディング技術の向上、雪質の変化、ブーツサイズの変化、製造クオリティーの向上等、現在の状況に合わせリサイズされ、更なる取り回しの良さを実現した自信作である。
Model
T.T160
Length
1600 mm
Running Length
942 mm
EF.edge
1138 mm
Nose Width
287 mm
Waist Width
257 mm
Tail Width
280 mm
Sidecut R.
11500/10500 mm
Setback
-31.5 mm
Tapered
3.5 mm
Sidecut Dep.
15 mm
Cam.
0 mm
Stance Width
480-560 mm
PRICE
¥143,000(税抜)
ご注意
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FUNCTION

FLAT CAMBER

古典的なボトムデザインだがスキーのテクノロジーを取り入れた1980年代後半に消滅したデザイン。GENTEMSTICK ではこの「フラットキャンバー」こそがスノーボードの古典的オリジナルボトムデザインと位置づけ初代MOSS TTmodel時代よりスノーボードデザインの象徴として採用し続け、その性能を研き続け、完成の域に達している。

従来のキャンバーはパウダーの中で加重がかかっていない状態ではノーズ部分に抵抗がかかり、ノーズが沈んでしまう現象が起きる。ノーズダイブを抑えるために後ろ足加重を余儀なくされ、テールだけでターンをするしか手がない事になってしまう。 同じ事が3次元の自然地形でも起こりうる。例えば壁のトップで加重がかからないターンをする状況の場合、ボードが地形に対して逆に反っている形になり、前足より前部分のレールやエッジが狙っているラインとは違った方向にかかってしまうためにやはり後ろ加重を余儀なくされる。回避するためには、後ろ加重もしくはエッジを効かせたターンをしなければならなくなり、ラインの自由度が失われる。

これは3次元地形を滑るためのスノーボードのデザインとしてナンセンスである。しかしながらこれらのシステムはスキーのノウハウから生まれたものであり、このノウハウを取り入れながら、3次元地形でもっと自由に動き回る事が出来るシステムがこのフラットキャンバーである。加重がかからないターンの無重力感、深いターンの後半の抵抗のなさはフラットキャンバーの特徴である。

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